吉川(尚)の離脱。

14日巨人吉川(尚)が登録抹消となった。前々日の試合から腰痛で欠場していただけに、気になるところであったが、案の定。今季ここまでの打率.390のみならず広い守備範囲もあり、攻守に渡り活躍していただけに非常に痛手となった。

変わって二塁には12日は田中俊太、13、14日の試合は吉川(大)が出場。相手投手の左右によっての使い分けであろうが、今の所穴を埋めるほど、とは言えないところだ。しかし攻撃に目を向けると2番から続く坂本、丸、岡本の好調もあり3試合続けて6得点。得点への影響はないと言える。守備に関しても元々好守の二人だけに大きな影響はないであろう。

吉川(大)は、キャンプ中から原監督からの強い意向から、現役中は走塁のスペシャリストとして名を馳せた鈴木コーチからの付きっきりで指導を受けており、代走を中心とした起用が続いており、このチャンスでアピールしたいところである。個人的には高校2年夏の大阪大会で1大会5本塁打をマークした打撃を期待したい。

一方田中俊太に関しては、相手ピッチャーの左右によりサードでのスタメン出場もしれいたもの、新外国人ビヤヌエバの好調もあり、ベンチスタートが続いている。常勝巨人においては、育成よりも目先の勝利、まして今年は優勝が至上命題であり、育成に手が回らないのは理解できてしまう。しかし田中も安定的な攻守のみならず、昨年はリーグトップの三盗数を記録するなど、兄(広輔=広島)譲りの積極性をアピールしたいところである。